経営者にとっては、シビアなコスト感覚を身に付け、「入金」「支払」のバランスと「資金繰り」を押さえておけば、毎月の領収書整理やファイリングや貼付け経理記帳は税理士事務所へ丸投げした方が効果的ですからね。しかし、まわしたからと言って、先ほど私がお話した社長のお悩みはなくならないんじゃないんですか。
その通りです。だからこそ、会計のコンサルタントとして110社ほど担当され1000人以上の選考とマネジメントもしてきた山下さんの豊富な経験と、タックスコムでも同じくクライアント様の会計と経営コンサルティングをされている御社のご協力が、現在の弊社のクライアント様やこれから会社を設立される社長様に必要なんです。
今後は、(株)ECOMの事業部である「作ろう会社.com」事業部を、
296有限責任事業組合(296LLP)という組織として、株式会社タックスコムと共同運営することで、さらに起業家の方々がそれぞれのステージで必要不可欠なサービスをより深く濃く提供していきたいんです。
私自身、コンサルタントとしていろんな経営者の方や税理士の方とのやり取りや、経営側からの成功や失敗の経験から、同じような問題を抱える経営者のみなさんのことが嫌というほど分かるからこそ、私を含めた弊社での経験と人脈を使って、296有限責任事業組合(296LLP)では、集客・会計や資金繰り、人材採用など、攻めと守りの双方から、経営者・企業オーナーのみなさんをサポートして行きたいと思っています。
是非、296有限責任事業組合(296LLP)での共同運営どうぞ宜しくお願いいたします。
ところで、前半は296会社(作ろう会社).COMの歩みについて私がお話させていただきましたが、今度は山下さんがこれまでクライアント様の会計と経営コンサルティングをされていたご経験をもとに、うまく事業で成功するための秘訣を教えて頂けますか。
そうですね、色々あるんですが、296会社(作ろう会社).COMはこれから起業される方や、法人設立されて3年目くらいのクライアント様が多いとのことですので、設立1年目から3年目くらいにフォーカスしてお話しましょうか。
宜しくお願いします。
まず会社設立の時点で最低何をやっておくべきなのか。当然知っている社長は少ないです。
私の知る限りでは、手続きの内容一つとっても、初めから知っていた社長はほとんどいませんでした。
例えば、細かいところから言うと、設立を誰にお願いして、何をそろえるべきなのか。設立が完了したら、次に税理士が提出してくれる税務署への届出書が何なのかとか。
それ以前の問題として、まずどんな税理士が自分に合うのか、どんな税理士がいい税理士なのかが分からない。それは仕方のないことだと思います。だって、税理士と付き合いがある人なんて限られていますからね。
でも、自分の経営スタイルに合う税理士選びというのは、とっても大事なんですね。
私自身、仕事柄いろんな税理士の方とお会いしてきました。
節税なんかするべきではないという方もいれば、本当に税理士なのかと思うほど知識が乏しい方もいました。
逆に、経験豊富で経営者の立場も理解した上で、その時々において必要なことを数字に基づいてアドバイスしてくれる方もいました。
最近だと、マーケティング戦略や人材採用にも詳しい税理士の方にお会いしました。
社長、今会社の売上はこれぐらいで、前年に比べて10%増しです。ですが、利益が10%減ってます。
でも、人材獲得にかけていると分かっていらっしゃるんですね。
この投資が回収されるのは、1年後ですか?などと、数字と実際の経営の因果関係と、社長の頭の中とを確認していく。
経営者の方が、節税なんかしたくないという方であれば問題ないと思いますが、(そういう経営者の方は珍しと思いますが)、もっと経営的な視点で数字のアドバイスが欲しいという経営者であれば、やはり経営者の立場も理解している税理士が必要ですよね。
そういう税理士は、紹介が多いので忙しい方が多いのも事実です。
私のお客さんにも、税理士をご紹介させて頂きましたが、やはりみなさん経営的な視点での税務のアドバイスがもらえたことで喜んで頂けました。
具体的にどんなアドバイスをされていたんですか?
集客のための仕組みは、今どうなっていますか?
人材一人に対しての売上高はいくらぐらいになっていますか?
今の一人当たりの売上高では、利益率が低く次の展開に移れませんね。
利益率を確保するために、次のサービスや主力商品を考えた方がいいですね。など
そして、先ほども言いましたが、集客の問題に悩む経営者の方も多かったです。
それまでは、自分のいた会社が集客にお金をかけてくれていたので、気づかなかったけれども、いざ自分でやってみると、新規顧客の開拓の大変さに気づかされたという方です。
確かに、起業するだけあって目の前に来たお客さんに信頼してもらい、
契約してもらえる営業力はズバ抜けている方が多いのですが、
それ以前に目の前にお客がいないという事態が起こるんですね。
そういえば、先ほど、御社のこれまでの経験と実績をもとに、営業マーケティング戦略がサービスとしてご提供されていらっしゃるとこのことでしたが、
御社のクライアント様でもそういった事例はありませんでしたか。 |