〜 社長ブログを始めよう! 〜
■ブログのメリット
誰でも簡単に更新できるウェブ日記・ブログ。
そのブログには、どんなメリットがあるのでしょうか?
日進月歩のIT技術ですが、
「ついて行くのが大変・・・」
と感じる方も多いのではないでしょうか。
ビジネスにWebが取り入れられるようになり、
情報のあり方に新しい変化がもたらされました。
それは情報受発信のスピードです。
そして今、Web2.0という言葉が使われるようになったように
次の新しい変化がもたらされてようとしています。
一方的な情報発信から、双方向に変わろうとしています。
Web2.0の代表の一つでもあるブログは、新たな変化である
Web上でのコミュニケーションの象徴でもあります。
現在、Web2.0が起業にもたらすものについて、取材記事を掲載中!!
>> 『Web2.0 BOOK』著者フィードパス鰍ノ聞く、Web2.0で起業が変わる?
そのブログが、これからのビジネスの中で
大きな役割を果たしていくことは間違いありません。
では、ブログには具体的にどういったメリットがあるのでしょうか?
簡単にまとめると、次のようなことがあげられます。
□社外に向けて
・市場調査(マーケティング)
企業が市場動向をつかむため、これまでは高いコストを費やし
調査会社に依頼していました。
しかし、フィルターを通した信頼性の薄いアンケート内容に
企業側もそこまで信頼をおくこともできない状態でした。
ブログの普及によって、自然にブログ上で消費者同士が行う自然な会話から
消費者にストレスをかけることなく、生の声を聞くことができるようになりました。
・顧客との信頼関係構築(ブランディング)
企業側の真摯な対応は、顧客との信頼関係の構築には必須条件です。
そして、ブログを用いた早い対応は、その姿勢も含め伝えることができ
ロイヤルカスタマーを増やす心強いツールとなります。
企業のブランド構築にはイメージ戦略も大切ですが、
確固たるブランドは、企業側の真摯な対応から生まれます。
事業の本質的な信頼は、顧客との接点から生まれるのです。
・経営者、自社の理解(名刺)
社長ブログは、これからのビジネスの新たな名刺となります。
具体的な手順も含め、下記にまとめてみました。
□社内に向けて
・イントラブログ
社長から、会社の今後の方向性やビジョンの落としこみなど
情報共有の場として、活用することができます。
また、プロジェクト別に分けて進捗状況の管理や
情報共有などに社内での人間関係構築のツールとして活用できるのです。
・知の蓄積
部署ごとでもいいですし、消費者との日常業務の中で発生する
成功と失敗の体験談を共有していくことで、組織全体の経験知を
蓄積することができるようになります。
成長を続ける企業ほど、経営側に消費者の情報が届きやすくなっています。
それは良い報告だけでなく、現在現場が抱えている問題を把握することで
経営側の意思決定が現場と直結していくことができるからです。
上に報告を上げる度に都合の悪い情報はどんどん削られ、
問題が表面化した時には、手がつけれないほどの大きな問題になることがあります。
これは
大企業によく見られる傾向でもあります。
いち従業員の意見を、経営側に直接届けることができるように
ブログをとりれても面白いかもしれません。
現場の状況を把握するためにも、ブログを活用することができるのです。
市場調査とあわせることで、企業内部からのイノベーションも可能となり、
競合との大きな差別化になります。
ただし、最近では情報の漏洩が大きな問題となっているように、
社内・社外を問わずセキュリティ面には、十分に注意する必要があります。
■社長ブログの始め方
(その具体的手順)
ブログの全体的メリットは上記にあげた通りですが、
ここでは、社長ブログについて取り上げてみました。
人は目標をアウトプットすることで、リマインド作用が働き実現へと近づいていきます。
特に現在行っている起業家タイプ診断、Cタイプ(豊臣秀吉)、Dタイプ(織田信長)の方は
その傾向が強く見られるようです。
>> 起業家タイプ診断『30秒で分かるあなたの強みを活かした経営スタイル!』
また、社長の価値観がそのまま企業の価値観に反映します。
起業家・経営者の価値観をアウトプットすることで、
周囲の人やこれから会う方々に、自分への理解度を深めてもらえます。
つまり、ブログを通して普段では伝えることのできない、
仕事へのこだわりなど、より詳しい考えを伝えることができるのです。
では、始めるにあたりその具体的な手順ですが、
1.まずは試してみる
↓
2.周囲に発表する
↓
3.プロフィールを充実させる
↓
4.アナログとの融合
↓
5.トラフィック(アクセス数)を伸ばす
に分かれます。
では、順を追ってご説明していきますね。
1.まずは試してみる(約2週間)
「目的」
□
ブログの文体・コンセプトを見つける
例えば、
・日々の活動を内容の中心に日記として、
・自社で扱う商品に付随する情報を取り上げ、
それを解説することで専門性を示していく、 など
まずは、失敗を恐れずいろいろと試してみましょう。
抵抗感なく書ける文体を探すと同時に、
ブログをどう活用していくのかを探していきます。
「見つけ方」
□他人のブログを読む(RSSリーダーなどを使って効率的に)
>> RSSリーダーの詳しい解説はこちら
□他のブログにコメントなどを残してみる
□自分でまずは記事を書いてみる
「注意すること」
□費やす時間を1日15分前後にし、継続することに重点をおく。
ブロガーの間でも、最近燃え尽き症候群が話題となっています。
初めはどうしても一気にやってしまいがちですが、
3日坊主にならないためにも、時間を区切ってやってみましょう。
特に、直観とスピードは優れていても、継続性に欠ける
信長タイプ(Dタイプ)の方はご注意!!
★お薦め社長ブログ
>> 渋谷で働く社長のブログ
サイバーエージェント藤田社長のブログ
>> 人生を味わい尽くすブログ
トレンダーズ経沢社長のブログ
>> クマガイコム
GMO熊谷社長のブログ
>> Number7110
ドリコム内藤社長のブログ
★お薦めブログ企業
>> アメブロ
『Web of the Year 2006』 ブログサービス部門1位
充実したコンテンツが表彰の理由だと思いますが、
少し反応が遅いのが気になります。
こちらからの問合せには素早く対応してもらえので、
サポート体制は万全のようです。
>> FC2ブログ
>> Yahoo!ブログ
>> 楽天ブログ
>> はてなブログ
>> ココログ
2.周囲に発表する(約1週間)
「目的」
□これまでの成果を試す。
まずは知人から、ブログを始めたことを発表しましょう。
できれば感想なども聞いてみましょう。
「注意すること」
□トラフィック(アクセス数)にばかり気を取られ、
文体やコンセプトが崩れないように。
あくまでも検証する時期ということを忘れないようにしましょう。
アクセス数はいきなりは伸びるものではないので、焦らずじっくり。
3.プロフィールを充実させる
「目的」
□より詳しい自分・自社を知ってもらう。
自社のHPなどがあれば双方向でリンクを貼ることで、
自社商品のアピールや、後のアクセス対策にもなります。
自分が大切にしている価値観などあれば、
記載することで、より理解度を深めてもらえます。
4.アナログとの融合
「目的」
□日々の活動に活かしていく。
名刺やメールにアドレスを加え、より多くの方に見てもらい
日々の活動に取り入れていきましょう。
さて、ここまできたらひとまず準備はできました。
次はいよいよ、トラフィックを伸ばしていきましょう!!
5.トラフィックを伸ばす
「目的」
□認知度を高める
□人間関係の構築
トラフィックを伸ばすと同時に、自社サイトへの誘導や
市場調査、ブランド構築など、文頭に述べたブログのメリットを
最大限に活用していきましょう!
「伸ばし方」
□関連記事で、更新頻度を増やす
記事の数が増えると、読んでもらえる確率が高くなります。
文章は短くても、数を多くした方が
目に触れる頻度が増え、トラフィックが伸びます。
ブログの世界では、よく知られているネタフルがいい例かもしれませんね。
一つの記事がとても短く書かれています。
「N:ネタフル」
□画像などを増やし、変化を加える
画像の方が、読者の読むストレスが減るため反応率が高くなります。
□ブログランキングに参加する
ランキングがあがると、より目にとまるようになりランキング経由で
ブログに読みにきてくれるようになります。
★代表的なブログランキングサイト
>> にほんブログ村
>> 人気blogランキング
□mixiなどSNSから誘導する
既に存在するコミュニティから誘導するのも、効果的な方法の一つです。
★代表的なSNS(ソーシャルネットワークサービス)
>> mixi
本サイトも、mixiにコミュニティを作ってみました!
今あまり更新できていませんが、今後セミナーの案内などで
活用していくことにしております。
□読者に問いかける
問いかける姿勢を示すことで、コメントをしてもらいやすくなります。
□他のブログに積極的にコメントを残す
自分のブログに興味を持ってもらいます。
ここがなかなか出来なかったり、面倒に感じてしまうところでもあります。
Web上とは言え、初対面ですからね。
□自分のブログへのコメントにはなるべく早く返信する。
返信を見にきてもらうことで、さらにトラフィックが伸びます。
□アルファブロガー(影響力のあるブロガー)に
満足度の高い経験を提供することで、
人間関係を築き、自分のブログを支援してもらう。
>> アルファブロガーを探せ
さらに詳しく、
・アルファブロガーのブログを詳しく読む
・コメントを残す
・ブログにリンクする
・メールを送る
・会う
「注意すること」
□情熱を注げないことは書かない
情熱は読者にも伝わりますし、無理やり書いていると
自分自身も続かなくなってしまいます。
□主観を入れることで、ブログに個性を出す。
新聞との違いは、ブログの読者はその書き手の個性を見たがっていることです。
□マイナスエネルギーを出さないで、感じよく
マイナスにはマイナスのコメントが返ってくるようになります。
□秘密を守る
複数で行う場合は、ガイドラインを決めておいた方がいいでしょう。
□著作権侵害に気をつける
□法令順守
ビジネスブログの成功要因を一つあげるとすれば、
ビジネスの基本である、どれだけ貢献できるかにあります。
貢献とは、価値ある情報を提供していくことに他ありません。
作成:株式会社アトラル
代表取締役 山下健一
監修:296会社どっとこむ |