記帳代行業務からスタートしているんですが、他社との差別化としてお客さんの痒いところに手が届く存在を徹底しました。目先の利益ばかりを追いかけないようにしたんです。
成功されている方は、そのへんの嗅覚が優れているようにも思います。
なるほど。確かに、すでにあるサービスを提供する場合は、特にその差別化が大きな成功要因の一つとなりますね。
会計事務所業界の風潮として、記帳代行業務は収益力が低いからと敬遠されていました。単価・利益率が高くないから、大手による積極参入がない、首都圏や若い経営者層にとって、インターネットにより記帳代行=サービスという認識が広まっており、会計事務所=記帳代行という図式が壊れつつありました。それであれば、逆に、会計事務所が敬遠する記帳代行業務に積極的に集中しようと、インターネットで会計業務・コンサルティング業務を受注するために、価格の優位性と、クオリティの優位性を比較検討できるようなサービスを構成にし、記帳代行業務の提供をスタートしました。
また、記帳代行業務からクライアントの信頼を得るために、大手ではできないフットワークの軽さや、低価の記帳代行会社では提供できない、痒いところに手が届くサービスを徹底してきました。言われたら、すぐ行くくらいの意気込みでやっていましたね。
成功のためにできることは全てやる!まさに起業家精神の真髄ですね。それに、目の前のお金が一番必要な起業時に、目先の利益を捨てまずはお客さんの信頼確保を優先したことが、集客成功の一つだと思います。これから起業する方にもすごく重要なポイントだと思います。
そうですね、目先の利益かどうかの判断力は、将来事業を継続していく中で必要な判断だと思っています。
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