山下:なるほど。
しかし、起業半年でお客様からそこまでの信頼を得ているのはすばらしいことだと思います。
また、半年で、人を増やしていく方向に展開しているのは、さらにいいと思います。
なぜなら、個人として完全なブランド構築ができあがってから、他の人に移行していこうとすると、さらに大きな壁となってきますし、実際にそのジレンマを抱えている起業家も多いようです。
片桐社長:そうなんですね。
いいな〜と思った人には、うちの名刺を持ってすぐに働いてもらいたいと思っています。
山下:人選びの基準も誠実がキーワードですか?
片桐社長:そうですね。
山下:片桐社長が、誠実を判断する際のポイントなどありますか?
片桐社長:言葉使いや言い回しを結構気にします。
ふとした瞬間に出る言葉などもそうですね。
山下:なるほど。
何気ない、素の状態の時に本来の自分が出ると言われますからね。
私は前職が人事面接をやっていたこともあり、直筆、顔相、ストレスを与えない嘘の見破り方などなど、試行錯誤しながら1000人以上の面接した結果、お会いして話しているとだいたいのことは分かるようになりました。
面白い選考方法の例を一つご紹介すると、ある会社では皿に乗っている豆を箸で摘んで、隣のお皿に移すというものがあるそうです。
片桐社長:なるほど。
山下:そこで何を見るかというと、人間はストレスがかかった時こそ言動や行動などに本音が出ると言われています。
その本音を、実際に見るために行われているようです。
片桐社長:それ面白いですね。
山下:あとは、人材に求めることはありますか?
片桐社長:適材適所で言えば、今やっている仕事が資料を作成したり、メールを定期的に配信したり、HPを更新することなので、細かい仕事を着実にこなしてもらえる方がいいですね。
しかし、セミナー・交流会などは参加者と積極的にコミュニケーションをとってもらえる方が必要なので、事務作業とセミナー運営は違う方にやってもらおうと考えています。
山下:適材適所はどのように判断していますか?
片桐社長:実際に、1件仕事をお願いして判断するようにしています。
実際に仕事をしてもらうと、その人の視点やコミュニケーションのとり方が見えてきます。まだ渡していない情報がある場合、どのように質問をしてくるのか?なども見るようにしています。
山下:なるほど。
実践的ですね。年齢は?
片桐社長:特に年齢的な制限はありませんが、PCを使うことが多いのでPCが出来る方がいいですね。
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