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会社の数字から迫る!起業成功と失敗の分岐点
VOL.5
あなたの自己資金はどれくらい? 意外と掛かる運転資金

起業をする前から、事業の成功と失敗は実は決まっているのです。では、成功するための秘密はどこにあるのでしょう? それはあなたが自己資本を用意できるか、そして融資を受けられるかにあるのです。会社を設立する前に用意するべき自己資金の額、そして融資を受けるために必要なことについて、税理士の釜谷彰一さんに伺いました。


ゲスト:釜谷 彰一(かまたに しょういち)
税理士、株式会社東京会計計算センター 代表取締役

平成6年に東京会計総合事務所入所。 平成9年、東京会計総合事務所パートナー税理士となる。 平成13年、インターネットで行う低価格のWEB税務会計ソフト販売を始めたほか、株式会社東京会計計算センター代表取締役就任。東京会計総合事務所税理士10名で関東近県を中心に、1,200社のクライアントを持つ。

1.成功する社長が貯める自己準備資金はいくら?
起業前の段階に貯めておくべき自己資金はどれくらい必要だと思われますか?

  業種や考えている目標によっても違いますが、少なくとも、当初の運転資金として2、3ヶ月間回る自己資金は最低でも用意しておくべきでしょう。

3ヵ月後に売上が上がる算段があればこの場合はいいですね。

  さらに、売上だけではなく、売掛金が現金化して回収できるまでの月の分も必要です。それが3ヵ月後であれば、6ヶ月間、できれば余裕をみて1年の運転資金を起業前に用意しておく必要があるでしょう。これに設備資金と、見落としがちですが、本人の生活費の半年分が必要になります。これを自己資金と借入金などで用意しなければなりません。これら必要になる資金の3割以上の自己資金の割合がなければ、金融機関などからの借り入れも難しいでしょう。まずこの資金が準備できなければ事業が回らないわけですから、絶対に必要ですね。

なかなか簡単ではないですね。

  それすらもできないようだったら「会社を作るのはやめなさい」と言いますね。「ドンブリ勘定でもいいから、小さな個人事業でスタートしなさい」と言います。起業前の段階、つまり最低限のスタートラインにしっかりと立てる起業家とそうでない起業家の違いは、このあたりにあります。例えば、1円で設立しても、自己資金を余分に持っていれば、後日会社に資金をつぎこむことができますし、借り入れや出資によって資金を集めやすくなります。そういった形ならば、資本金が少なくても会社を作って事業を始めることは問題ないでしょう。

 

2.必要な融資を受けるために必要な事前計画と社長のビジョン
事業拡大のために融資を受けようと思ったときに準備すべきことはありますか?

  融資を受けるには、しっかりとした事業計画や資金計画と社長のビジョンが必要です。
熱意のあるビジョンの説明ができ、計画に沿った数字を根拠に説明できることだと思います。つまり、1年、3年、5年、10年と、どのように活動して、どのように達成するかをプランとしてしっかり話せることですね。どのように資本投下して、どのようにして成功させるのか、リスクに対してはどのように考えているのか、ということを社長本人がしっかりと説明できないといけません。

ときどき私たちのところに「資金を融資してくれる銀行に、私の代わりに先生が説明してください」と言う社長がいますが、これでは駄目です。逆に、事業計画についてしっかりと説明ができれば、銀行だけではなく、公的機関からの借入や助成金など、また資金を援助させてくれという人が出てきたりもするでしょう。熱意を持って社長自身の言葉で事業計画を説明することが一番重要なことなのです。

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ゲスト:釜谷 彰一(かまたに しょういち)
税理士、株式会社東京会計計算センター 代表取締役

平成6年に東京会計総合事務所入所。平成9年、東京会計総合事務所パートナー税理士となる。
平成13年、インターネットで行う低価格のWEB税務会計ソフト販売の始めたほか、
株式会社東京会計計算センター代表取締役就任。東京会計総合事務所税理士10名で関東近県を中心に、
1,200社のクライアントを持つ。また、嘉悦大学非常勤講師、税務会計研究学会会員、
日本税理士連合会認定外部監査人資格。講演「不動産税務のポイント」や「法人の有効活用法」、
「生命保険と税務」など多数の実績を持つ。

ナビゲーター:大橋 悦子(おおはし えつこ)
株式会社ECOM 代表取締役、296会社有限責任事業組合(296LLP)職務執行者

平成5年株式会社金沢エアシステム入社し、株式会社日本エアシステムグランドホステスに勤務。その後、平成8年、渋谷工業株式会社入社国際部配属を経て、平成12年伊藤忠商事株式会社へ入社し、輸出入業務、営業、為替予約管理全般に携わる。平成14年起業家支援サイト296会社.com (作ろう会社どっとこむ)(http://www.296kaisha.com)を立ち上げ、翌年リーダーズクリエーション株式会社(現株式会社ECOM)を設立、代表取締役に就任。平成18年296会社有限責任事業組合(296LLP)立ち上げ、296会社.com (作ろう会社どっとこむ)事業部を同組合で職務執行者として運営。

独立開業支援を軸に、各分野のスペシャリストと業務提携し国内外法人設立支援、経理記帳支援事業、戦略の立案、各種法的相談支援、広報・PR・セミナーなどの企画・立案・運営業務の事業を幅広く行う。

小冊子「誰も教えてくれなかった起業・独立の極意」通算2万8,000部発行配布、「資本金1円で会社設立」セミナー通算15回開催延べ約500人参加、100社以上設立支援、「サラリーマン起業で年収3倍倶楽部」通算17回開催延べ2,000人参加、その他会計税務セミナー、コンサルティングコースなど開催し、毎回満員御礼にて多数の実績。

制作提供:(株)ECOM 296会社.com (作ろう会社どっとこむ)事業部 http://296kaisha.com
(C)2006 ECOM Co., LTd., All rights reserved. 296会社.com

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バックナンバー
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Vol.2『経費を忘れていませんか? 
    会社運営に重要な数字を読めない経営者たち』

Vol.3『気づいたときはもう遅い!?
     パーセンテージが読めない経営者は失敗する!』

Vol.4『成功する経営者と失敗する経営者の差はそこにあった!』
Vol.5『あなたの自己資金はどれくらい? 
     あなたの事業に必要な運転資金の計算方法』

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