そういう時はマラソンに行くことをオススメします!!走ることは、全て自分のコントロール内にあります。いつ、何周、どれくらいのペースで走るのか決められますし、やった分だけ体が強くなり、自分の体に全てフィードバックされ、それが自信にもつながります。
これをやるだけで、事業成功の確率がかなり高くなってくると確信を持って言うことができます。私も走ってみて知ったことなのですが、上手くいっているビジネスマンのほどんどが走っているか、何かスポーツをやっています。達成感・自信・時間管理能力・成功体験の積み重ねこそが、事業を成功に導いてくれるようになると私は思います。
なるほど。
あとは、ファイナンスの知識は身につけておいた方がいいと思います。資金調達の場合は、出資か借入しかありません。出資を受ける場合は、ファイナンス・資本政策を知っておかないと損をします。思ったよりも大したことではないことに気づくことが、一番大切だと私は思います。
それは行動に移された清水社長だからこそ分かったですね。行動こそが、全てにつながるということですね!
はい。だから、フルマラソンこそ成功の原点だと私は思います。グローバルカンパニーを経営するためにはどうすればいいかということを知るために、コンサルティング会社に転職しました。
清水社長が事業アイデアを考える際のポイントを教えてもらっていいですか?
はい。最も大切にしている質問があります。
それは、「その商品・サービスに誰がお金を払うのか?」ということです。
この質問で、事業がうまくいくかいかないかが全て分かります。
例えば、凄くいいビジネスアイデアがあったとしても、誰がお金を払うの?という質問に明確な答えが出てこない場合があります。その場合は、だいたいその事業は成功しません。
逆に、それ俺だったら欲しい!という答えが返ってくるなら、成功の可能性は高いと言えるでしょう。その瞬間にお客さんが明確だということと、価格設定がし易いことが分かります。この視点は、社内での新規事業立ち上げの基準にもしていますし、セミナーを企画する時もこれを大切にしています。
誰に売りたいかを明確にする方法として、その人物像がはっきり出てくるイメージの仕方が言われていますよね。
男性なのか女性なのか、
年収はどれくらいで、
どこに住んでいて、
趣味は何なのか、
さきほどの誰がお金を払うのか?の答えを捜すのは、そのようなイメージでしょうか?
はい。その通りです。
では、売上規模を見込みたい場合は、どのように考えればいいですか?
私の場合、まずその市場規模は必ず調べます。お金をかけなくとも調査はできます。例えば英会話の場合、インターネットで「英会話・学校・市場規模」と入れると、どこかの総合研究所のレポートが出てくるものです。
そう考えると、お金をかけずともできることはたくさんありますね。起業家には特に重要な視点ですね!
はい。
では、清水社長がセミナー事業を始めることを決めた際に、他のセミナーなどには行かれましたか?
相当行きましたね!
なるほど。お客さんのことを身をもって知るということは、大切ですからね。
事業のきっかけに、よく、こんな商品があったらいいという「ニーズ」と、
これがないと困る「シーズ」が例に挙げられますが、
私の場合はこの「ニーズ」が事業の基準にあります。
サラリーマン時代から、個人的にたくさんのセミナーに参加していました。何万円・何十万をかけてセミナーに参加し、自己投資を行っていました。いつか自分で会社を上場させたいと考えた時に、ゼロから会社を上場させた方の経験談が聞けるようなセミナーを探しても見つからなかったんです。当時、それが見つけられるようなサービスが欲しいという参加者側のニーズを強く感じました。
また、セミナーに参加して分かったのですが、どの主催者も集客に困っていて、それを告知する媒体がほとんどないという声を聞きました。例えば、ケイコとマナブという雑誌がありますが、あれはスクールの集客媒体として存在していますが、セミナーは開催日で商品価値が消えてしまうので、紙媒体では遅いんです。
当時はまだブログは広く知られていませんでしたが、ブログのようにコメントを入れるだけで、告知・集客ができるようなサイトがあったらいいのではないかと考えるようになりました。
このように、参加者側と主催者側のニーズを集めたものがセミナーズです。
なるほど。それも、いろんな方に相談する中で気づいたことなのでしょうか?
そうですね。最初は漠然としたアイデアでしたが、いろんな方に会って話しているうちに具体化していきました。そして一番難しいのは、アイデアを出すことではなく実行することなんです。
だからアイデアそのものよりも、形にするところに価値があると私は思いますから、いろんな人に話しても問題ないと思います。
本当にそうですよね。行動力こそが、成功の根源だと私も思います! |