起業家の多くは、起業をしていく上で数字の管理方法で悩みますが、どのように管理していくべきでしょうか? 起業家にもお金の流れを把握できる人とできない人がいます。特に、専門職で職人気質の人は、資金の管理や経営的要素が欠けていることが多いように感じます。事業を回転するのにいくら、坪単価はいくら、席数はいくら、といった数字の概略をしっかりと把握した上で、外部コンサルティングに依頼し、資金がどこまで続くかを分析してもらうのがいいと思います。そういったノウハウを自分自身で持っていらっしゃる方は少ないと思いますので、外部のブレーンが必要になってくるでしょう。
外部のブレーンというのはどういった人になるのでしょうか?
会計士、税理士がいいと思いますが、大規模な事業で会計士や税理士では対応できない内容であれば、専門家でその道に詳しく精通している人に聞くことだと思います。
自分で具体的に仮説、検証を立てる上で、多くの人が見落とす要素はありますか?
バックグラウンドがあって、知識や経験がある事業で独立する人は、どういった要素が必要かを把握できているので失敗することはあまりないと思います。
事業をする母体が変わっただけで、事業自体は延長だからですね。
そうです。経営という要素を除いては、今までやっていた事業を行うだけですし、30歳前後でも前職で幹部としてやっていた人もいらっしゃいますから、そういう人たちは問題なくしっかりと立ち上がります。
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