山下:ビジネスモデルを構築する際のポイントを教えてください。
石原先生:集客が上手くいっていない方のほとんどは、顧客が自分の会社をどうみているかが意識できないんですよ。
マーケットには「顧客」と「自分」と「ライバル」がいます。このライバルがいるということが全然見えていません。
自分の会社も含め、ライバル会社を横一列に並べ、顧客の目線に立ってあなたならどこへいく?って聞いたときに「自分ならライバルを選んでる」となるなら、それはライバルに負けてるということです。エッジもたっていなければ特色もないということです。
起業当初は、顧客の側から考えどうして自分が選ばれるか?ということを考えたらビジネスモデルはつくりやすくなります。他社にいっている中の何%が自分にきてもらうというイメージで考えれば、やりやすいと思います。
自分を選んでくれる理由が見つかれば、情報を出しながら、それに興味をもってくれる人をだんだん集めてくるというマーケティングのロジックもつくりやすくなります。
山下:自社に多少なりとも強みがないとエッジが立てられないと思うのですが、何もない場合はどうしたらいいでしょうか?
石原先生:個人が目立てばいいと思います。僕のとても好きな言葉があります。ウッディ・アレンの本に「目立てば8割成功」と書いてありました。小さな会社で特徴がなかったら、服に特色を持たせたり、髪に特色持たせたり、それで1mm勝ったら、そこにいろんな仕事が来るから蓄積されて伸びていきます。
山下:なるほど。他にはありますか?
石原先生:世の中で勝ってる会社はどうやって勝ってるんだろうということを分析しながら、そのビジネスモデルのストックを1個自分が身につけていくことが重要です。
そうすると次何かしようかなというときに、「このモデル同士をくっつければできるな」というアイデアが出てくるようになります。そうは言っても最初はわからないので、顧客側からみてそのマーケットの中で自社をどのように見せて行けばいいかを考えればいいと思います。
山下:具体的なノウハウなどありますか?
石原先生:うちの会社がもう12年やっている高収益3%倶楽部があります。そこでは、ビジネスモデルやマーケティングを本当は勉強しなくちゃいけないのに、創業したときはほぼ手をつけられていない方のために、発想やアイデアを教えています。年会員制で65,000円でやってます。
山下:既に3500社以上が参加されているんですよね。12年の実績は凄いです。特別に、ここを読んでいる方のために中身を教えて頂きたいのですが?
石原先生:みなさん集客というと難しく考えているように思います。BtoC、BtoB、特にBtoCだと結構たくさんのお客さんがつかなくてはいけないけれど、創業だったら月の売り上げはそんなに多くなくてもいい。だったら、名刺交換したら集客ですよね。僕は講演会で、今日名刺交換してくれたら、僕がリアルに会った人にしか出していないメールマガジンを送ります。そしたら毎回40枚くらい名刺交換できます。僕は講演会に呼んでもらって、その場で集客して帰ってくるんです。 |